比較・選び方

AI電話対応サービス比較15選【2026年最新】— 主要サービスの特徴・料金相場・選び方

AIRI編集部

·14分で読めます

「AI電話」「電話代行」で検索すると数十のサービスが見つかりますが、実は その中身はまったく性質の異なる4つのタイプに分かれます。 タイプを混同したまま比較すると、月額数千円のサービスと月額数十万円の サービスを同じ土俵で並べることになり、選定を誤ります。

この記事では、主要な電話対応サービス15個をタイプ別に整理し、それぞれの 特徴と料金の公開状況、自社に合うサービスの選び方をまとめます。掲載内容は2026年8月時点の各社公式サイトの公開情報に基づく整理です。 料金・提供条件は改定されることがあるため、最新情報は必ず各社の公式サイトで ご確認ください(税込・税抜の表記も各社で異なります)。

比較の前に — 「電話対応サービス」は4タイプに分かれる

タイプ月額の目安向いている企業
AI電話SaaS(セルフサーブ型)数千円〜数万円自分で設定して小さく始めたい中小企業・店舗
有人電話代行1万〜数万円人の応対品質を重視する少量受電の企業
構築型ボイスボット(エンタープライズ)要問い合わせ(数十万円規模が一般的)コールセンターを持つ大規模企業
クラウドIVR(自動応答)数千円〜数十万円と幅広い振り分け・受付の自動化が主目的の企業

AI型と有人型の構造的な違いは 電話代行の料金相場と選び方 で、価格レンジが広い理由は AI電話代行の料金相場、結局いくら? で詳しく解説しています。

AI電話SaaS(セルフサーブ型)— 5選

Web申込みから自分で設定してすぐ使い始められるタイプです。月額数千円からと 始めやすく、AIが一次応対・用件の聞き取り・通知までを自動化します。

1. AIRI(アイリ)※当社サービス

本ブログを運営する当社のAI電話サービスです。ナレッジ(自社の資料・FAQ・Web ページ)を投入すると、AIがその内容に基づいて会話で応対するLLM対話型で、通話の文字起こし・要約・感情分析、迷惑電話ガード、多言語対応まで揃えています。 料金は月額3,000円からの月額プランと、月額契約なしで1分280円・3,000円から使えるチャージ型の2本立てです。

2. IVRy(アイブリー)/株式会社IVRy

クラウド型の電話自動応答SaaSの代表格。着信フローをノーコードで組み、自動応答・ 取次・SMS送信などを設定できます。導入社数の多さを公称しており、公式サイトでは 有料プランが月額3,000円台から(年払い時・税抜)と案内されています。

3. ミライAI/株式会社ソフツー

代表電話の「取次ぎ」に特化したAI電話サービス。AIが相手の名前と用件を聞き取り、 文字起こしとメール・チャット通知まで自動化します。公式サイトでは月額4,980円から(初期費用0円)と案内されています。

4. Canario(カナリオ)/NECネッツエスアイ

代表電話をAIが受け、名前指名の音声認識で担当者の携帯へ自動転送、不在時は伝言を テキスト化して通知する電話取次サービス。テレワークや固定席のないオフィスでの 「電話番からの解放」を打ち出しています。公式サイトでは契約ごとの基本料金 (月額1万円)+利用者ごとの月額課金という体系が案内されています。

5. DXでんわ/メディアリンク

「電話対応をゼロにする」を掲げるクラウド型の自動音声応答。AIによる一次受付・ 用件聞き取り・分岐転送・要約通知を備え、公式サイトでは月額2,980円からの プランが案内されています。

有人電話代行 — 3選

人のオペレーターが一次応対するタイプです。応対の柔軟さが強みで、費用は コール数に応じた従量が基本になります。

6. fondesk(フォンデスク)/うるる

オペレーターが電話の一次受付を代行し、内容をSlack・LINEなどのチャットや メールで通知するシンプルさが特徴。Web完結で即日利用開始でき、公式サイトでは月額1万円(50件まで)+超過1件200円(税抜)と案内されています。

7. e秘書/ベルシステム24

コールセンター大手ベルシステム24の電話代行・秘書代行サービス。研修を受けた オペレーターの応対品質と、24時間対応・受注受付まで広がるコースの多さが特徴です。 公式サイトでは標準コースが月額1万円台からと案内されています。

8. ビジネスアシスト

正社員スタッフによる応対品質を売りにする電話代行。通話内容を要約してメール・ チャットで報告するほか、弁護士・税理士など士業特化プランを持つのが 特徴です。公式サイトでは月額2万円からのプランが案内されています。

構築型ボイスボット(エンタープライズ向け)— 6選

コールセンター規模の入電を前提に、ベンダーと要件を詰めて構築するタイプです。 料金は非公開(要問い合わせ)が基本で、シナリオ設計や既存システムとの連携まで 含めたプロジェクトになります。シナリオ型とLLM型の技術的な違いは シナリオ型 vs LLM自律思考型 で解説しています。

9. AI Messenger Voicebot(現・AI Worker VoiceAgent)/AI Shift

サイバーエージェントグループのAI Shiftが提供するコールセンター向けボイスボット。 2025年に「AI Worker VoiceAgent」へリニューアルし、「どうされましたか?」から 始まる自由発話での用件特定とタスク解決を打ち出しています。料金は 要問い合わせです。

10. PKSHA VoiceAgent/PKSHA Technology

旧BEDORE系の技術を引き継ぐ大手コンタクトセンター向けボイスボット。入電の 自動振り分け(AI-IVR)と自動応答の2本立てで、国内ボイスボット市場での シェア上位を公称しています。料金は要問い合わせです。

11. LINE WORKS AiCall

音声認識・音声合成・会話制御を自社エンジンで揃えたボイスボット。既存のPBXを 活かしてコールセンターの入口をAI化する構成が特徴で、飲食予約や金融の受付など 大規模導入の実績を公称しています。料金は要問い合わせ(定額制と案内)です。

12. MOBI VOICE(モビボイス)/モビルス

音声認識と生成AIで用件を意図解釈・分類するコンタクトセンター向けボイスボット。 あふれ呼対応や24時間受付の自動化に強く、多数の同時着信への対応とAPI連携 (予約・在庫確認など)を打ち出しています。料金は要問い合わせです。

13. commubo(コミュボ)/ソフトフロント

シナリオ型と生成AI型を業務に応じて使い分けられるボイスボット。受電だけでなく架電(アウトバウンドの大量発信)にも対応するのが特徴で、通販受注や 予約受付での採用が中心です。従量課金制で、具体額は要問い合わせです。

14. AI電話対応さくらさん/ティファナ・ドットコム

「AIさくらさん」シリーズの電話応対AI。予約・問い合わせから夜間休日・多言語 対応まで自動化し、録音・文字起こし・要約・有人転送を備えます。料金は 初期費用+月額の体系で、具体額は要問い合わせです。

クラウドIVR — 1選

15. VoiceMall(ボイスモール)/NTTテクノクロス

NTTグループのクラウド型IVR。コールセンターの自動受付・あふれ呼対策から アウトバウンドまで対応し、オプションでボイスボットも利用できます。公式サイトでは初期数十万円+月額十数万円からの費用例が公開されている、大規模向けの サービスです。

料金相場のまとめ — タイプで桁が変わる

  • AI電話SaaS — 月額3,000円前後〜数万円。従量(分数・件数)の 加算が一般的
  • 有人電話代行 — 月額1万〜数万円+コール数の超過従量
  • 構築型ボイスボット — 非公開が基本。初期構築費+月額で、 一般に数十万円規模から
  • クラウドIVR — 小規模向けは数千円台から、コールセンター向けは 数十万円規模まで幅広い

大切なのは月額表記ではなく「自社の受電量でいくらになるか」です。 受電量別の具体的な試算は 料金シミュレーションの記事 にまとめています。

自社に合うサービスの選び方 — 3つの質問

  1. 誰が応対すべき電話か? — 定型的な問い合わせ・受付・取次が 中心ならAI型、感情面のケアや交渉が多いなら有人型が向きます。判断が必要な 会話だけ人へつなぐハイブリッド運用も現実的です。
  2. 自分で設定するか、構築を任せるか? — 今日から小さく試したい ならセルフサーブのSaaS、コールセンター全体の再設計ならベンダーと組む 構築型です。ボイスボット導入で陥りがちな失敗は 失敗の構造的原因の記事 で整理しています。
  3. 受電量はどのくらいか? — 月数十件なら低額プランや都度課金型で 十分です。月数百件を超え、複数窓口・部署にまたがるなら、同時着信への強さと 分析機能まで含めて比較してください。

まとめ

電話対応サービス選びは「どのサービスが一番良いか」ではなく「自社は どのタイプの課題を解決したいのか」から始めるのが近道です。タイプが 決まれば候補は数個に絞られ、あとは自社の受電量での総額と、応対品質 (実際に電話をかけて試すのが一番確実です)で比較すれば大きく外しません。

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